宿命とどう向き合うか?
真中です。
占星術鑑定はその方の運命を読む仕事です。
運命の地図ともいうべきホロスコープを眺めていると、明らかに宿命的な人生を歩まれる方もいます。
親からの事業継承、強力な恋人縁、病気やケガなど。
そもそも「宿命」という言葉の響きがにちょっと怖いですよね。
一般的には、避けられないのが宿命(親、生まれた土地、世代など)、自分の生き方次第で変えられるのが運命とされているようですし、僕もそう思います。
その宿命が自分を幸運に運ぶのであれば、何も問題ないのでしょうが、実際はトラブルや人の離反、仕事上の失敗と、不幸に運んでしまうもの、それが避けられないとなると……。
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「宿命とどう向き合うのか」は、皆さま、さまざまな運命を辿られるので一概に言えることではありません。
けれど、その方の今後の人生をよくするヒントがあるは間違いないと感じています。
例えば、人から誰からも嫌われ、仕事もうまくいかず、これから先どう生きたらいいのかわからないぐらいの人が、大病にかかったり、親の死に直面したとします。
不幸に不幸を重ねられた状況で、逃げ場もないぐらいのひどい状況です。
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確実に言えるのは「生き方を変えるチャンス」であるということ。
このままではいけない……。
もしかすると、絶対に逃してはならない好機かもしれないということです。
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「運命はいたずら好き」と僕の占星術の師はいいます。
特に宿命は自分自身のことにもかかわらず、直接、人生の道しるべを教えてはくれないのだと思います。
宿命には人生を大きく変えるヒントがある。
これが宿命との向き合い方ではないでしょうか?
占星術師 真中伸也