リリスが教えてくれる、劇的な変化が起きやすい人生分野
真中です。
占星術では星座、惑星、宮(一般的にはハウスと呼ばれている)を組み合わせてその方の運命を読んでいくのですが、僕の鑑定では、宮を主体にして読んでいきます。
宮はその数12。
12の人生分野でどういった変化がこれから起きていくのか?
その読み方は鑑定家の人でさまざまだと思うのですが、僕の場合、空を巡るリリスがその方のどの宮に入るのかを重視して鑑定しています。
リリスは劇的な変化の象徴。
一見波風立たない人生を送っているような人でも、その裏ではどんどんと変化が起きています。
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例えば空を巡るリリスが2宮という、お金に関わる場所にある場合、お金に関する変化、例えば、お金が極端に減ったり増えたり、人によっては収入先が変わるので、転職する、という解釈もできます。
このリリスをとりいれると、より精度の高い鑑定になると実感しています。
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リリス自体はあまり良い意味でとして取り扱いされません。
先に挙げた劇的な変化の他に、因縁めいた縁(原則悪縁)、性衝動、執着心といった解釈がされる感受点です。
もとは、キリストの前妻であるリリスからその意味が引用され、時に死をも意味します。
離婚の象徴でもあり、何かと厄介な出来事に関わる解釈がほとんどです。
ただ、理性を持ってすれば時にとんでもない力を発揮させてくれるものでもあります。
(カリスマ性がある人のホロスコープではこのリリスが効いています)
リリスは非常に面白い。
占星術の可能性を広げてくれる偉大な感受点であるのは間違いありません。
占星術師 真中伸也