リスクヘッジのための占星術はアリかナシか?
真中です。
人はなぜ占いを頼るのか?
その理由は人によってさまざまですが、失敗したくない、つまりリスクを回避したい(リスクヘッジしたい)というのは、誰にでもあるお気持ちだと思います。
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リスクヘッジのために占う。
僕は占星術の勉強を始めた当初、この考え方に多少否定的な意見を持っていました。
失敗を恐れリスクを回避するばかりでは、人は事を成し得ないからです。
特に日本人は周りに空気を読みすぎて何もしないというリスクヘッジを行い過ぎている傾向があり、リスクテイク、つまり、リスクを受け入れて行動することが苦手です。
それも相まって、人とは違う行動を起こす人、特に起業する人や社会に大きな変革をもたらす人、忖度なく真実を語る人の足を引っ張る傾向にあります。
ですが、運が下がっているタイミングでは、自分の弱点に注意を払うことは生きていく上でとても大切なことなのだと、人様のホロスコープを読ませていただいただいて、その学びに至ります。
人はやはり一人で生きていくことはできず、実際は家族や会社、時には人の人生をも背負っている方もいます。
大きな過ちは言わずもがな、人に迷惑をかける。
社会で生きていく一人の人間として、その責任を果たすためなのであれば、占いによるリスクヘッジは決して悪いことではありません。
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ある有名な芸能人の方(男性)が、女性に暴力を振るったとして逮捕されました。
ホロスコープを拝見させていただくと、生まれ持った運、先天運では性的かつ人が見ていない隠れた場所で過ちが起きやすいと出ています。
すべての不幸が詰まった12宮の主星(支配星)が8宮という性を表しエビルハウスと呼ばれる場所にあり、その主星はアッセラスという盲目を象徴する恒星とタイトに重なりあうコンジャンクション。
(つまりこれらに関連する事柄では周りが見えにくくなりやすい)
これが性を表す火星、そして自分自身を表す太陽と凶角のオポジション。
他にも女性に関すらトラブルが起きやすい星の配置が見受けられました。
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先天運が発揮されるのは、その時の空にある惑星の配置であることがとても多く、運が下がっている時に、過ちをおかしやすい。
この方はまさにそのタイミングで女性に暴力を振るい、逮捕されました。
テレビや映画関係のお仕事では大ダメージです。
放送中止や損害賠償といった対応に、多くの人が巻き込まれます。
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「運命の創造者は自分」。
これは僕の師である橋本航征先生が常々おっしゃっている言葉なのですが、この本意は、常日頃の自分の行いや考え方が自分の未来を創る、僕はそう解釈しています。
その運命を良きものにし、人や社会のために力を発揮される方であるほど、占星術はその方の人生におけるリスクを教え、学びや知恵を授けてくれる偉大な占術であるのは間違いありません。
そして、誰しもが人や社会に力を発揮される方であるのも、また真実であると思います。
占星術師 真中伸也