幸福の再定義。自分の幸福は自分で決める時代。
真中です。
今回のブログ記事のタイトルはなんだか小難しい感じになっていますが、僕が最近常々感じていることを書きたいと思います。
1980年代後半から1992年まで、日本はバブル経済を頂点に原則、右肩上がりの経済成長を遂げていました。
それ以降、経済は下火に。よく言われる失われた10年を過ごしつつ2000年代に突入。
ITバブルがあったものの経済は多くの人にとって実感のあるものではなく、本当のところ貧しさは広がった。
そして、来年、2020年がやってくる。
僕は経済成長と人々の幸福はシンクロしていると考えています。
豊かになろうとして、人は産業を発展させた。
貧しいのが嫌だから。苦しいから。つまらないから。
実際、幸福感はそれなりにあったと思います。
お金はやる気物質でもあるため、それが手に入ると人は嬉しくなる。
「お金はないよりあったほうがいい」
誰しもそう考え、感じる時代を過ごしてきたのだと思います。
けど明らかに時代は変わってきていて、経済格差は世代や地方にまで広がり、その中で競争が起こりました。
勝つ側が数パーセント、負ける側が圧倒的多数となってきている。
年金がもらえる世代ともらえず、むしろそのそのツケを払わされる世代、人が住む地域と人が住まなくなる地域のメリハリがはっきりとしてきました。
企業に就職しても安泰とは言えず、常にお金のことを考えないといけない苦しい時代に……。
✳︎
お金がないと生きていけないし、お金というある種万人にとってわかりやすいコトなので、そこに意識が向きやすい。
お金に幸せを求めるのも仕方のないことだと思います。
けど、お金に対する意識が向きやすくなるせいで、お金が手に入らないと、イコール不幸という感情を抱きやすい。
✳︎
僕はこれから10年のキーワードは、
「さぁ、どうする?」
だと思っています。
この言葉は、いつの時代も使われていたと思います。
江戸時代が終わり、明治時代を迎えた時も。
大平洋戦争が終わり、日本が復興していく最中も。
これまでの時代のタイミング、タイミングでこの「さぁ、どうする?」を人は考えてきた。
ただし、
「さぁ、『みんなは』どうする?」
と、『みんなは』が付く形で。
そのみんなは、経済成長を軸にした「豊かさ」を求めればよかったので、ある意味、迷いが少なかった。
けど、明らかに転換期を迎えていて、経済成長、豊かさの軸が完全にブレてしまいました。
「さぁ、『あなたは』どうする?」
と、個人にその問いが突きつけられたのが今だと思います。
✳︎
ここで占星術の話に繋げると、その人の幸せはその人自身の中にちゃんとあって、占星術鑑定のお仕事は「あなたにしかない幸福」をお伝えすることです。
それは金運を上げる以上の価値ある、これからの時代に必要なメッセージではないかなと。
5000年の歴史ある占星術が、かつて十分に伝えきれなかったことでもあるのではないかと感じています。
僕自身、今後、占星術の研鑽を積む大きなポイントはまさにお金以上に価値のある
「あなたにしかない幸福」
を見つけることだと思っています。
占星術師 真中伸也