占星術専門 相性・悪縁ブログ 「週刊 MOTHER OF KYOTO」

京都の占星術師 真中伸也のブログです。

【要注意】「今を生きる」は扱いを間違えると、リスクでしかない。

真中です。

 

社会というのは、突き詰めれば、人と人との接点が集合したものです。

その接点が極端に偏った時、その社会にいる一部の人たちが暴走を始めます。

僕は新型コロナの影響で生まれた「3密」という言葉は、時代を象徴していると思っています。

密接な関係の人だけが集まり、密閉された空間で、密会にて会話が繰り広げられる。

そこでは、その限られた人たちの都合のいいルールができ上がり、改変の余地なく、ルールが社会全体に適用されます。

 

これはリスクでしかありません。

 

人はそもそも強い存在ではない。

水は低きに流れていきます。

 

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けど、これって翻って自分自身にも言えることです。

自分という存在がある程度、社会の接点を保っておかないと、自分の都合のいい解釈を始め、自分以外の人の存在をないがしろにし、堕落した方向に向かい始めます。

 

自分の世界に閉じこもるのは、ある意味楽しい。

都合の良いもの、その多くは、自分の好きなものだけを手に入れさえすればいいのですから。

 

けど、それでは社会の接点の力は確実に衰えます。

社会の接点とは、政治や、経済や、福祉、地域社会、周りにある利害関係のこと。

僕らは必ず、これらのものと接さないといけないけれど、見て見ぬ振りをしてきました。

その接点の力が衰えたのが、現代社会と言えます。

 

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一時期、「今を生きる」という考え方がとても流行りました。

未来や過去に囚われるのではなく、今、この瞬間に全力を尽くす、というのが本来の意味のはずです。

一見、素晴らしい考え方のように思えます。

けれど、この言葉がもたらした弊害も大きい。

それは本来の意味を都合よく拡大解釈して、今、好きなこと「だけ」をやればいい、という、自分勝手な解釈を広めてしまったこと。

 

好きなことはやった方がいい。

それは間違いありません。人生は一度きりだから。

けど、好きなことだけをやっていれば、この社会は必ず綻びが現れることが、今回の新型コロナの件で、皮肉にも強く表現されてしまった。

好きなことをやるための環境は、誰かが維持してくれるものではなく、自らが関わり維持していかないといけないもの。

社会との接点が弱くなっていけば、環境の維持が困難になるのは、自明のことです。

多くの「好きなことだけをやってきた」人は、このリスクを本当の意味で理解していなかった。

 

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ここで占星術の解釈を入れると、3密は、12宮という占星術で最大と言っても過言ではない、不幸の部屋が意味する内容に当てはまります。

ここを突破するには、一度、自分という存在である1宮で積極的に人と関わる意識を高めて、対向する7宮(自分以外の人、つまり社会)を充実させていかないといけない。

 

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今を生きる、自分の好きなことをやるためには、結局は人や社会との接点を高めていかないといけないのが、占星術が教える人生哲学です。

 

今回の新型コロナの件が表現するメッセージから、本当に大切なことを受け取れるか否かは、今後の人生において大きな分かれ道になります。

 

 

占星術師 真中伸也

 

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