占星術を学ぶ人が手にしたい「三徳包丁」って一体何か？
京都の占星術師&実践リリス研究家 真中です。
いきなりですが、料理で使う
三徳包丁
をご存知でしょうか？
三徳包丁とは、三つの用途、つまり、肉、魚、野菜を切るために作られたとても便利な包丁のこと。
つまり、三徳包丁一本あれば大体の料理をするのに事欠かない。
ホロスコープが読める人は、占星術の三徳包丁を手に入れている
ホロスコープが読める人は、ホロスコープを読むために必要な理論をもちろん知っているわけなのですが、その理論とは、
・本質的品位
・宮（ハウス）の吉凶
・主星読み
です。
この3つの理論を理解すれば、ホロスコープの三徳包丁を手に入れたことになる。
本質的品位、宮の吉凶、主星読みには占星術の基礎である、星座、惑星、宮、そして実はアスペクトの基礎までもが盛り込まれています。
本質的品位とは端的に言えば惑星と星座の吉凶。
例えば、おひつじ座に火星があれば吉だけど、月や金星は凶といった理論です。
また、宮の吉凶とは1宮、10宮などは吉の宮でそこに惑星があれば吉星化するけど、6、8、12宮にあれば凶星化するという理論。
さらに主星読みとは、その宮（ハウス）を支配している星座をさらに支配している惑星が、どの宮に入っているのか、という理論です。
これで、その人の人生の行動傾向を読んでいきます。
初心者〜中級者は焦らず三徳包丁を手に入れよう
占星術の三徳包丁である本質的品位、宮の吉凶、主星読みを理解すれば、ホロスコープの60%は読めるはずです。
けど、たまに見かけるのが、日本刀的な理論を早く知りたいという人がいるということ。
要は、誰もが知らない理論、かつ、当たる理論を欲しがるということなのですが、特に初心者や中級者がそこに意識がいってしまうと、ホロスコープが読めなくなるはずです。
なぜなら、
そんな都合のいい理論は、表舞台にはまず出てこないから。
そういう人に限って、基本を疎かにしている。
今回で言えば、三徳包丁である本質的品位、宮の吉凶、主星読みを使いこなせていない可能性が高い。
焦らず、毎日三徳包丁を使いこなしていくと、これまで見えなかった（切れなかった）運命が見えてくるはずです。
理論のコレクターになってはいけない
占星術で自分が知っている理論の数を自慢しても全く意味がありません。
それよりも、三徳包丁を使いこなして、素晴らしい料理を作る占星術師の方が需要があるはずです。
そして、日々、三徳包丁を使いこなしているプロの占星術師は、陰で自分オリジナルの日本刀もしっかり磨いているもの。
そして、その日本刀はここぞという時にしか出しません。
理論のコレクターになるのはとてもリスクです。
たくさんの理論を知らなくても、ホロスコープは読めるようになります。
真中伸也
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