新占星術鑑定論③ 与える人になるために、自分が今できることは何か？
京都の占星術師&実践リリス研究家 真中です。
新占星術鑑定論も3回目。
今回、少し抽象的なテーマですが、「与える人になる」ための占星術鑑定について解説していきます。
人のために生きる生き方
多くの人は極論、自分のために生きています。
ちゃんと断っておくと、それは間違いではありません。
自分がある程度幸せにならないと、そもそも生きている意味などありません。
けど、自分の「我」に従い、欲望のままに生きてしまって失敗している人もいます。
一方、周りの人や社会に対して、もっと貢献したい、もっと力を尽くしたいという方もいます。
生活を送るのに十分な収入がある。
それほど困っていることはない。
ただ、今の荒んだ世の中を見ていると居ても立っても居られなくなる。
自分が今、人のためにできることは何か？
それを明確にする占星術鑑定は、とても価値のあるものだと考えています。
使命と天職と陰徳
自分が今、人のためにできることは何か？
これを明確にするためには、使命、天職、陰徳の確認になります。
ホロスコープでいうと、1宮、10宮、そして12宮。
1宮を派生的に見ると使命がわかり、10宮を派生的に見ると天職がわかる。
そして、僕は12宮を派生的に見ることによって、その人が行うべき陰徳を見ています。
ここからはインスピレーションの世界になります。
1宮、10宮、12宮を組み合わせて、その人が本当に人のためにできること、やるべきことを見ていく。
すべての不幸が詰まっているという12宮。
けど、12宮こそが、その人の人生を大きく左右する運命の宮と僕は確信しています。
自分の不幸を裏返す。
人のために力を尽くし、自分の不幸を乗り越え、結果、人に幸せを与える。
今、多くの人が向き合うべきは12宮ではないでしょうか？
自分の生き方が間違っていなかったと思えるように
人の幸せを願い、人のために力を尽くす。
その相互に与え合う社会が、理想の社会だと僕は思います。
繰り返しになりますが、まずは自分の幸せ。
次に、人の幸せを。
ちょっとずつでも、人に与える人になる。
時を経て、振り返れば、自分の生き方が間違っていなかったと思えるはずです。
誰もが、進むべき人生があります。
そこに自分以外の誰かの存在を確認して欲しい。
その人に、今できることを与えていく。
たとえそれが小さくとも、積み上げれば、巡り巡って自分の幸せにつながります。
真中伸也
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