その人だけの幸運を読む技術。
真中です。
僕が鑑定で心がけているのが、星占いのように万人の方向けではなく、その人だけの運命を占星術で読むことです。
より詳細に読むための理論であるドデカテモリをよく使います。
これからどういった人生を歩まれるのか、宿命的な出来事はなにか、相性がいいのか悪いのか……。
その方の運命は、色で例えれば単色ではなく、その人にしかない色がグラデーションのように描かれているのだと思います。
恋愛をするにしても、出会いやすい場所、相手の性質、自分の好み、実際に付き合う人の性格がみんなバラバラなように、ドデカテモリを使用すると、その人だけの色が見えてきます。
僕が大好きな理論であると同時に、実践鑑定では欠かせない存在です。
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日々、鑑定技術の研鑽を積む中で、ここ最近は「その人だけの幸運」を見つけることをテーマにしていました。
幸運の見つけ方はさまざまあります。
金星・木星とその宮、アセンダント、統治星とその宮、ミッドヘブン、ミッドヘブンの主星とその宮、ドラゴン・ヘッドとその宮(ただしインド占星術では凶星)、パート・オブ・フォーチュンとその宮、金星と木星のハーフサム、本質的品位の点が高い惑星とその宮などなど。
これらは占星術では一般的な存在であるかと思います。
問題は、先にも書いたその人だけの色をどう見出すか?
その幸運の見つけ方にもドデカテモリを使用していましたが、試してみたい理論が見つかりました。
これから研究、検証に入ります。
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占星術にはたくさんの理論があり、どの理論を実践鑑定で使用するのか、鑑定家はセンスが試されると常々感じています。
もちろんたくさんの理論に振り回されるのではなく、きちんと検証した、自分に合った理論で実践に臨まなくてはならない。
その方の運命の何手先かまで読まないといけない。
しかも、最後はインスピレーションで読みます。
なので、コンディションを整えるのも非常に大切。
鑑定家は囲碁将棋のプロ棋士みたいです。
研究であれ、鑑定であれ、ポロスコープ(運命の地図)と向かい合った時は、いつも真剣勝負です。
占星術師 真中伸也