1日ひとつだけ、成長する
真中です。
タイトルの「1日ひとつだけ、成長する」はプロゲーマー・梅原大吾さんの本をモチーフにしていますし、僕の座右の銘でもあります。
梅原大吾さんの紹介の前に、彼が取り組んでいるゲームの紹介を。
現在40歳前後の男性にとって、格闘ゲーム「ストリートファイターシリーズ」は特別なものがあります。
「ストリートファイターシリーズ」は、90年代、ゲームセンターを熱狂させた格闘ゲームの金字塔ともいうべき作品で、以降、多くのゲームファンを虜にしてきました。
僕自身も特に小学生から高校生まで遊んだゲームでもあります。
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梅原大吾さんは「ストリートファイターシリーズ」のプロゲーマー(主にゲームの大会の賞金やスポンサーから出る契約料が収入)の方で、世界で一番長く稼いでるプロゲーマーとしてギネスブックにも認定されています。
彼の凄さは、もちろん格闘ゲームが強いことに加えて、彼にしかできない個性あるプレイスタイルにあるのですが、特に10先と呼ばれる10試合先取形式でとてつもない勝率を上げることです。
10先は長期戦。
運の要素が少なく、実力が如実に出る試合形式で勝ち越す梅原大吾さんの「プロとしての普段の取り組み方」が書かれてある本が「1日ひとつだけ、強くなる」です。
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本著でたくさんのことを僕は学んでいます。
特に、
「毎日ひとつだけ、小さな成長を書き留める」
という梅原さんが日々実践されていることに感銘を受けました。
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本で詳しく書かれているのですが、梅原さんは大会で優勝することより、自身が成長すること、またモチベーションの維持を優先される方。
例えば、「大会で優勝する」をモチベーションにしていると、目に見える成果出なけれ表化されない。それが正しい評価とも限らない。
外的な要因での評価なので評価するペースやタイミングは、自分で決定できない。
そこで梅原さんは、どんな小さな些細なことでもいいから、発見があればそれをメモをしている。
それが成果して目に見える形になるので、モチベーションも維持できるから、だそうです。
彼のオススメは「1日ひとつ」。
とにかくハードルを下げる。
なぜなら、2つや3つ、発見することをルールにしてしまうと、1つしか見つからなかったときに、モチベーションが下がる、からだそうです。
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あれだけすごい実績を残しているプロが、日々のモチベーションを維持するのに「小さな発見をメモする」を実践されているのは非常に興味深いです。
梅原さんは過去16時間もの練習をされていたそうですが、今はそういったことはされていないとのこと。
疲れたら休むし、健康に注意してジムに通うこともされています。
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僕が思うにプロとは「高いアベレージを維持し、それが提供できる人」です。
僕自身、この本に感銘を受けて以来、占星術においては、1日ひとつだけ、小さな発見を見つける、を実践していて、欲張らないようにしています。
過去の僕であれば、睡眠時間を削って没頭していたのですが、それも辞めました。
疲れを翌日に残すと集中力も落ちるし、何より体調が悪い状態で占星術と向き合っても、楽しくないからです。
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小さな継続がやがて大きな力を生む。
占星術においても、そういう人の方が幸運期に入ったとき、チャンスを掴みやすいといえます。
幸運期に入っていても行動をしていない人にはそれなりのチャンスしかきません。
1日ひとつだけでいい。
小さくても行動を、そして、日々成長を実感できるように。
真中伸也