プラダを着た悪魔と天職。仕事は自分の価値観と幸せで決める。
真中です。
ここ最近、映画の勉強を兼ねて、ずっと映画「プラダを着た悪魔」を見ていました。
とても好きな映画です。
物語は主人公アンジェラ(女性)が偶然入ったファッション雑誌編集社で、鬼編集長の無理難題に奮闘しながらもサクセスしていくストーリーです。
この作品は80年代と2000年代の仕事の価値観に対する対比が描かれています。
80年代は「誰もが憧れる仕事で成功しよう」。
2000年代は「自分の価値観を信じて、自分がやりたい仕事をやろう」。
主人公の上司であるミランダは一流ファッション雑誌の鬼(悪魔の)編集長。
仕事ができない人間は容赦なく切ります。
場合によっては部下を犠牲にしてまで、自分の地位を守ります。
ただし、仕事はできるし、自分の仕事に対する情熱には誰にも負けません。
アンジェラはそんな編集長に反発します。
誰かを犠牲にしてまで手に入れた成功に価値があるのか?
そんなアンジェラに対し、ミランダはこう言います。
「私の仕事は何百万人もが憧れる仕事であると」。
アンジェラは、そんな編集長と袂を分かち、自分の道(ジャーナリスト)へと進みます。
繰り返しになりますが、この作品は仕事に対する世代間の価値観の違いが見事に描かれています。
※アンジェラと同じ年ぐらいに80年代を過ごしたミランダと、2000年代を生きるアンジェラ。
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占星術的には2000年代の仕事の価値観(アンジェラ)の方をオススメします。
誰もが憧れる仕事が自分の天職とは限らない。
もっと言えば、仕事に対する価値観はみんな違います。
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時代はだんだんと変わってきていて、大きな会社での成功が、イコール幸せとは限らなくなってきました。
80年代の右肩上がりの経済成長の最中ではそれでもよかった。
手にするお金が幸せを実感させてくれたから。
けど、今は違います。
大きな会社に勤めていても、お給料は増えない。
複雑化する社会の中で、社会の常識とされてきた価値観が通用しなくなってきている。
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今、自分の価値観や幸せを、本気で明確化して良いタイミングだと思います。
「自分の価値観と幸せは、自分で決める」。
そう考えて生きてこなかった人には、結構しんどい作業かもしれません。
(僕もそのことを真剣に考えていた時は、ホント辛かった。。。)
ですが、大きな時代の波に翻弄されない、何より自分らしく生きるためには、必要なプロセスだと思います。
やってみましょう!
占星術師 真中伸也